多分書庫

飽きるまで読書感想文書きます

沈黙のパレード

 

 

 

 

読んだ。
久しぶりに東野圭吾を読んだ感じ。私が思う東野圭吾を読んだ気持ちだった。東野圭吾を読んだ時にしか味わえない感覚が東野圭吾にはある。
相変わらず東野圭吾は面白くて、東野圭吾だった。何言ってるかわからないな。
一時はもうガリレオの続編はないと思ったからガリレオの続編が出るだけで嬉しかった。
懐かしかった。ガリレオを読んだ。それだけで十分な気がする。

 

 

以下よくわからない文章

東野圭吾優しくなったなと思った。私がただ素直に信じていた東野圭吾は多分もういないんだろうなと。
私の読書人生の第二章みたいなものは東野圭吾を読んだときに始まった。それまで子供向けの文庫レーベルベルしか読んだことがなかった私が初めて読んだのが東野圭吾真夏の方程式を図書室で見つけて、なんでかわからないけれど手に取った。
そこからは猛スピードでハマった。東野圭吾ばかり読むようになった。あの頃の私にとっては東野圭吾は読むのに時間がかかる小説家だった。だから何日も楽しめた。今は読むのに時間があまりかからなくなった。
ただただ東野圭吾が好きだった。他の小説家の本もいっぱい読んだけど、ずっと東野圭吾を信じていたような気がする。信じるって何かわからないけれど。
中学三年生?の時に人生で一番好きな小説家に出会ったから一番好きな小説家が東野圭吾ということはもうないけれど、その一番好きとは違うベクトルで東野圭吾が好きだと思う。
中学生までが私の中で人生で一番純粋に小説を読んでいた時だと思っていて、そんな時に東野圭吾に出会えて良かったなあと思っている。東野圭吾は間違いなく私の人生を変えてくれた小説家。第二の私の始まりだと思う。

ありがとう東野圭吾東野圭吾の新作がもう読めないと分かったらそれが一番悲しいかもしれない。
私の青春のひとつだったのかなあ。誰を読んでも東野圭吾を読んだ時のような気持ちにはならない。当たり前か。